「Die Wand」

「Die Wand」2009 - 2011 1650mm×7280mm アクリル水彩、テンペラ、シルクスクリーン 板


俵屋宗達の「蔦の細道図屏風」が元になっています。

その屏風は六曲一双で左右の屏風を入れ替えても成り立つように描いてあり、それがメビウスの輪のようにずっと続いていくものの暗喩に感じました。

私の作品ではアクションペインティング(フラクタル)の部分の上に数字が描いてあり、3.14159265359...と続いています。

ご存知の通り円周率です。

中央上部には銀色の月を模した数字が並びます。こちらはフィボナッチ数列です。

どちらも永遠に終わる事のない数字で、芸術にも終わりがない事を示しています。

因みにタイトルはドイツ語で「壁」を意味しています。
こちらは輪に繋げて展示をした所です。

Hirobumi FUJITA

画家 藤田ひろぶみ

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